美大受験予備校。芸大受験予備校。芸大、各大学の入試対策にがっちり取り組みます。東京都にある中央線沿い立川駅徒歩1分の有名美大受験予備校。個人の志望校に合わせた指導体制を整えています。芸大、美大受験の合格基準を知り尽くした講師陣があなたを引っ張っていきますので、実力が飛躍的に伸びます。芸大、美大受験のための学科対策は授業+小テスト+模試で完璧。高1高2基礎デッサン力養成コース。デザイン科、油絵科、彫刻科、日本画科、映像・先端芸術科。建築コース、中学生受験コース。美術系高校受験の方、中学生コースがあります。芸大受験、美大受験をされる方で遠隔地で当学院に通えない方は通信教育をご利用ください。          
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合格者の声

過去の合格者の声
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2009年度
2010年度
2013年度
2014年度
2015年度
2016年度

有尾 ヒナタ
東京・都立神代高校 2016年卒

多摩美術大学 グラフィックデザイン学科現役合格

●立美での受験生活
私が立美に入ったのは、三年生になる前の春期講習会でした。それまで私はデッサンをしたことがありませんでした。初めてデッサンした際、先生方が丁寧に分かりやすく指導して下さり、安心したのを覚えています。また、同い年とは思えないほど上手な人が多く、『みんな上手ですごいなあ。私もこうなりたい!!』と講評中にワクワクしたのも印象に残っています。ここでなら頑張っていけそうだ、と思いました。
私にとって立美で一番大切だと思ったのは、先生方や友達の言葉です。確かに、百聞は一見にしかず、という言葉があるように、聞いててもピンと来なかったことが実際に見たことで気付いたこともいくつかありました。しかし、未熟な私が見た情報だけでは気付くことのできなかったことが、その何十倍もありました。新たな気付きがあった時は、制作中や会話の時でも、ノートに書き込んで自分の中に取り込むようにしました。ノートには講評ノートの中で大切だと思ったこともまとめて、とにかく一つでも多くのことを、誰よりも吸収することを常に心がけました。
特に私に影響を与えた言葉は先生がおっしゃった、『面白いものを思いつくことよりも、どう伝えるか、それが伝わりやすいかを重視すべき』です。当たり前のことではあるけれど、これが一番重要だということに気付いたのは入試直前でした。それからは、自分が得意なことを活かしつつ、どうやれば相手に面白さが伝わるか、ということを試行錯誤していきました。また、『これは課題を知らない人が見ても一目で伝わるのか』を常に意識しながら制作するようになっていきました。
また、小論文の授業もとても貴重な経験だったと思います。小論文なんて多摩美の国語の中の一部だしさほど重要じゃない、と思っていましたが実際は違いました。それまで『自分』について考えたことがなかった私には、小論文の授業は苦しくもあったけれど、楽しく充実したものでした。自分自身についてしっかり考える時間を受験期間に過ごせたことで、自分が本当にしたいことを知りました。このことで課題への向き合い方も変化したと思います。
立美の良さは、先生方や友達との距離が程よく近い、あったかい雰囲気だと思います。先生とも友達とも、将来や受験などの真面目な話からふざけた話までできる、そんな居心地の良い場所です。たくさん迷惑かけてしまって、それでも私のことを自分のことのように喜んだり悲しんだりしてくれた友達、先生方、家族に深く感謝しています。そんな人達に出会えた立美が大好きです。

●入試について
緊張したくなかったので、入試には普段立美に行くような感覚で行くようにしました。何か予想外のことが起きても『まじかよ最高www』くらいの気分で取り組むことができたと思います。デッサンは離れてしっかり自分のものを見ることが出来なかったので落ち込みましたが、引きずりたくなかったので、切り替えていきました。初日が終わってから、立美に帰って前の日からやっていた平面構成を完成させました。その時の先生から頂いたアドバイズが、次の日に役立ったな、と思います。

小塩 康仁
東京・私立明治学院東村山高校 2016年卒

多摩美術大学 グラフィックデザイン学科現役合格
東京造形大学 グラフィックデザイン学科現役合格

●タチビでの2年間
僕はタチビに高2の夏から通っていました。それまでは地元の小さな予備校に通っていましたが、デザイン科の受験勉強を早くやってみたいという理由から学校から近いタチビに通うことにしました。はじめは緊張しましたが、デザイン科に入るとフレンドリーな先生方が迎えてくれたのですぐ馴染めました。デザイン科の基礎コースは高3に囲まれながらやることができ、刺激になります。また受験期の厳しさ大変さを高2から知れるので、デザイン科に行きたいと決まった人にはオススメだと思います。
そして高3にあがり、友達もでき、タチビに通うのがもっと楽しくなりました。タチビでは友だち同士男女間隔たりなく仲が良いのでホントに楽しく受験勉強ができました。オ○公園で花火したり、行けなかったけどハロウィンもしたらしいし(笑)、みんなでご飯食べに行ったり、授業終わりに一緒に帰ったり、そんなんで受験生大丈夫なのか!と思うかもしれませんが、この楽しみがなかったら辛い受験生活乗り越えられなかったかもしれません。
なぜなら僕は、受験期は相当辛かったからです。僕は足掛け4年間も美術予備校で制作しているので、高3の秋ぐらいからデッサンに飽きてきてしまいました。それが僕のデッサンに滲み出てしまったらしく、コンクールで油絵科の先生にデッサン飽きてない?と見透かされてしまいました。だから、本当に辛くて、学科も壊滅的にできないし、実技も出来なくなったらどうなるんだろう。。。とずっと考えてました。4年間もやったのだから絶対受からなくちゃいけない。そのプレッシャーに押しつぶされそうになったときもありました。しかし、講師に自分が好きな絵を描けばいいんだよと言われて変わりました。それまでは、the受験平面構成!みたいな、どっかで見たことあるような、ただ巧げに見える絵を描いてきただけでした。しかし、その言葉を聞いてから自分の好きな絵ってなんだろう、、と思い返してみて、、あ、絵を見てねぇや。全然好きな絵とかないや。絵が好きじゃねーや。と気づき、入試前でも必死に図書館にこもって絵を研究していました。そこで自分で初めて気に入ったポスターを見つけ、デザイナーを調べて、ずっとその人の色の使い方など研究していました。そうすると少しずつ絵も変わってきて今まで好きじゃなかった絵が少しずつ好きになってきて、楽しくなってきました。 タチビは本当にみんな仲良くて、大手予備校にはない良さがあります。そして、なにより楽しいです。ナーバスになりがちな受験期も何か楽しさがあれば受験も乗り越えられます。だから本当に長かった受験生活を乗りこえられたのはタチビのおかげです。ありがとうございました。〆

●入試では
多摩グラは150%落ちたと思ってました(笑)平面構成で4時間経って、、ん?これでいいのか??これでいったら落ちるんじゃね??と思って画面全部潰して、1からやり直した結果完成度低すぎる平面ができちゃいました。。。あー、、落ちた。そう思って結果を見たら自信があった基礎デ、視デ、情デ全滅(笑)多摩グラだけ補欠でした。去年補欠が9人しか回ってないので諦めていたら12番で、え、、!??すごいですね。僕の日頃の行いがいいからですかね。無事回ってきました(笑)

壷井 風華
東京・私立昭和第一学園高校 2015年卒

多摩美術大学 グラフィックデザイン学科合格

●メインのメインを作る
多摩グラの合格発表当日は布団にくるまっていました。多摩グラの合格発表の前に、視デは既に落ちたことを確認していたので、多摩グラにも落ちていたらと考えると怖くて怖くて仕方ありませんでした。自分の番号を見つけた時は、喜びと同時に不思議な気持ちも湧いて来ました。なぜなら、1浪の春から入直まで下段と中段を行き来していたからです。時々上段に行くときもありましたが、自分の絵は良くもなく悪くもない感じでどうすればここから抜け出せるのか泥の中であがくような日々でした。
しかし、受験を終えて振り返ってみると、その日々が焦らず最後まであきらめることなく、周りに惑わされることなく、一喜一憂せず落ち着いて、本試験の課題に臨めたのではないかと思います。更に本番の試験という事を忘れるほど楽しんで制作出来た作品が、採点時に教授達に伝わったのではないかと思います。
立美で1浪している間は、主に2つのことを注意して制作をしていました。1つ目はテーマをしっかり決めることです。私はあやふやな作品を作ってしまうことが多く、「何がしたかったのか、わからない」などと言われていました。しかしテーマを決めてからそんなことを言われることはなくなりました。画面に入る前に緊張感をテーマに、光をきれいに描く、など些細なことを注意するだけで制作する意識がどんどん変わっていきました。2つ目は、自分の作品を振り返ることです。自分の作品に足りないことや、得意な方向性の発見、今までどんな作品を作ってきたか、作品を作る時にどんなことに注意するべきかなど、先生からのアドバイスを講評ノートに書き込んでいました。私はデッサンも平面も弱いと言われていました。「メインをつくる」と先生からアドバイスをもらいました。しかし、そのアドバイスを実行しても、押しが弱く「メインのさらにメインをつくる」と言われました。そんな先生のアドバイスを作品に取り入れたら絵がだんだん変わっていきました。
私が合格できたのは、自分の力だけではないと思います。精神面のサポートや、的確なアドバイスをしてくれたデザイン科の講師の先生方々、金銭的にサポート、浪人をさせてくれた両親、楽しく立美に通うことができた友達あっての合格だと思います。私にとって課題に対する意識が変わり、現役の時を含めてとても濃い2年間でした。本当にありがとうございました!

●今までの作品を元に
多摩グラの平面構成の入試課題は「FACE」でした。似たような課題を以前やった気がするなと考えていると、夏期講習で自画像をテーマにした平面構成を思い出しました。その夏期講習で作った作品を元に、先生の「メインのさらにメインをつくる」というアドバイスと、1浪の春から本試験前日までの1年間を振り返りながら、エスキースを詰めました。今まで制作してきた様々な作品から得たものの中から、自分に出来ることを1枚の絵に詰め込むことが大事だと思いました。

小牧 穂乃佳
東京・私立桐朋女子高校 2015年卒

多摩美術大学 グラフィックデザイン学科合格
多摩美術大学 統合デザイン学科合格
多摩美術大学 情報デザイン学科合格
武蔵>野美術大学 視覚伝達デザイン学科合格

●欠点と向き合う
4月になり、受験生活の延長のような感じで私の浪人生活は始まりました。現役の頃は、作品があまり上段にあがることがなく、それが原因で受験直前になってどう作品を描けばいいのか分からなくなり焦ってしまい、全落ちしてしまいました。去年の反省を踏まえ、私は浪人するのなら焦らないで行こうと思っていました。浪人生活は私にとって楽ではありませんでした。前回失敗してしまった事によるプレッシャーがあったり、作れども作れども思った通りにいかず苦しんだ時期があったりしました。しかし現役の頃、先生から頂いた、「受験当日にいい絵が描ければいい」という言葉を胸に、自分のペースを崩すことなく制作することを心がけました。結果一つ一つの作品の善し悪しに左右されることなく、自分の作ってきた作品全体と落ち着いて向き合う事ができたので良かったと思います。
ところで、私の作る作品には夜間部の頃からいつも同じ欠点がありました。「伝えたい事が伝わらない」という事です。自分の意図した方向とは違うように捉えられてしまうことが多く、いつも消化不良な作品しか作れないでいました。私はせっかく浪人で時間があるのだからと何故自分の作品は伝わらないのかをじっくり考えてみることにしました。まず、いろんな人に「伝わらない」と言われた作品を親や友達に見てもらい、どのように見えるか聞いたり、先生に何故伝わらないのか質問しにいったりしました。この時立美の先生は単純なシルエットの問題だけではなく明度、色彩の問題まで丁寧に指摘してくれました。また、うまく人に伝えるようにするための工夫の仕方なども教えてくれました。次に、デザインに関する資料を集めました。そして時間があるときに集めた資料を眺めて、「何故この作品は言いたいことが伝わるのだろう?」と考えていました。それを考える上で大きく役立ったのが、前述した、立美の先生の伝え方の工夫に関するアドバイスです。資料の作品はここが目立つような明度計画が立てられているから伝わるのかもしれない、などと先生のアドバイスと照らし会わせつつ考えることができました。そうして考えた事は私の作品に様々な良い影響を与えたと思います。そして冬になりようやく先生に、「何がしたいのかわかりやすい」と評価をされた時はやっと一つ欠点を克服できたんだ、と嬉しく思いました。作品を作るにあたり助言をくれ、ずっと励ましてくれた親や友達、なにより立美の先生には感謝しかないです。まだ自分の作品には足りない所が数々ありますが、これからもじっくりと焦らずそれらと向き合い続けていきたいと思います。

●マイペース
入試当日は、いつもと違う環境で絵を描くという事に少し緊張していました。なので、試験前に立美の人と話し、自分のペースをゆっくり取り戻しました。試験中も同様で、立美での作品制作中のように、自分の絵ばかりに集中せず周りの人が描いている作品を見て、課題文をどのように解釈しているのか確認しました。そうすることで自分の絵を客観的に見直せる事ができたのではないかと思います。九日間連続という長丁場の試験期間でしたが、マイペースを崩さず乗り切りました。

長瀬 碧
東京・私立大妻多摩高校 2016年卒

武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科現役合格

●私なりに
私は高校一年生の冬期講習から、約二年間立美に通いました。
立美では多種多様な課題をこなしていき、それによって理解が深まる事が多かったので、私はそこが立美のとてもよい点だと思います。この課題の意味はこういう所にあるなどといった事を先生が教えてくださったのも、より理解を深める後押しとなったのだと思います。
また、立美では講評でも課題内容でも、一人一人の個性や好きな技法、色などを発見させたり伸ばすような指導が多いです。それが特に平面構成においては強みになる事が多いので、そこも特にとてもよい点だと思います。
私は平面構成が不得意で、得意な技法なども特にありませんでした。たまに上段に上がったときに、じゃあこの技法が得意なのかな、この色合わせがやりやすいのかな、と次回に活かそうとすると、大抵失敗してしまいました。そうして空回りした時、私は講評ノートを振り返るようにしていました。
私はノートを一からまとめ直すのは時間がもったいないと感じていたので、講評中になるべく見やすく、自分が大切だと思った事を強調して後で読みやすくなるよう心がけていました。
そうして振り返って自分の作品の評価がよかった時の共通点を探してみると、テーマやモチーフを観察する事で得た発見や面白さを、魅力的に描けている点だということに気づきました。
とても基本的な事でしたが、それに気づいてからはだいぶ気が楽になったように思います。技法に固執せず、自分が一番上手くいきそうだと思う表現で描くようにしました。しかし私がこの事に気づけたのも、やはり立美の個性や得意な所を伸ばす指導のお陰だと思います。作品に対する向き合い方から教われたのも大きかったと思います。もちろん作品へのアプローチは人それぞれですし、技法でこだわりを持てるならそれは素晴らしい事だと思います。しかし例えもし技法や色でも強みが見つからなかったとしても、そこだけがアピールできる点ではないのだと気づかされました。
技法や色もとても大事で欠かせないものではあるのですが、自分がどう観察したのかといった制作の姿勢も、十分アピールできるものになり得る事を学べたのは、立美にいたからだと思います。この事はこれからの作品制作にも活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

●強気で
入試の当日は、正直前日までの疲労であまり緊張しませんでした。すぐ緊張する私には好都合だったと思います。私はこんな絵にしよう、といった具体的な事は決めず、ただ発見した事を魅力的に描ききろう、とだけ心に決めて試験に臨みました。制作中周りの人の作品を見て自分の作品との違いに少し不安になったりもしましたが、3時間なので、強気に攻めていきました。今思えばそれがよかったのかなと思います。

江口 夏
東京・都立立川高校 2016年卒

武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科現役合格

●自分らしさ
絵を描くのって楽しいな〜なんて思いながら、毎日淡々と課題をこなす。それが、高3の夏までの私でした。
しかし、夏期講習中の平面構成課題のときに、「色づかいがおもしろい」「淡いけど自分の世界が表現できている」と言われて私は戸惑いました。なぜなら、楽しいな〜と思いながら描いていただけで、ほぼ何も考えてなかったからです。色に関しては、ホームワークで学んだ明度対比と彩度対比以外にとくに気をつけていなかったし、淡く描いているつもりもないし、なにより自分の世界がどういうものなのか全くわからなかったのです。
それからずっと、自分の世界とは...?という問いがつきまとい、悩み続けました。そんなとき、相談にのってくれる友だちがいるというところがタチビの良いところだと思います。悩みを聞いてくれた友だちにも世界観があると言われ、自分だけが自分の世界がどのようなものなのかわかりませんでした。
このままでは、自分らしい絵なんて描くことができない!と焦りました。今までに描いた絵を何度も見返したり、有名なデザイナーの作品や広告、タチビの他の人の表現や色使いを参考にしたりしました。しかし、その度に、どうしてここにこの表現や色を使ったのか...本当にこれで正しいのか...これが私らしさにつながるのか...と考えすぎて、訳がわからなくなりたくさん失敗しました。
そして、そのようなことを繰り返していると、あっという間に入試直前。
入試前日の平面構成課題は全くうまくいかず、先生に「大丈夫、なんとかなる!」と言われましたが、本当に不安でした。周りの友だちに泣きついて、励ましてもらったのを覚えています。
結局、入試当日になってもどう描けばいいのかわからず、もう先生の言葉を信じよう!と開き直りました。とにかく課題文にしっかり応えることと基礎的なことだけに気をつけ、自分の思うままに描きました。
結果的に、自分らしさとは?という問いかけを忘れて素直に描くことで、自然と自分らしい作品を描くことができたのではないかと思います。
今思えば、今まで講評で先生に指摘された良いところも悪いところも、すべて自分らしさでした。毎日タチビで学んでいたことはちゃんと私に身について、自分の世界をつくっていくことにつながっていました。だから、自分の思うままに描く。それが良かったのだと思います。

●落ちついて描ききるために
会場に入り、ギラギラの銀のシートの上に消火器と救急箱が置かれているのを見て、影はどこ!?うつりこみ!と焦りました。しかも、くじ運が悪く、消火器と救急箱が丸かぶりの席。愕然としましたが、それでも描ききる!と決心し、深呼吸をしました。落ち着いて描いていると、頭の中で先生たちが色々アドバイスしてくれたので無敵でした。
平面構成は、前日の課題が全くうまくいかず、逆にふっきれて落ちついて描くことができました。紙を立体的に構成するという課題で、紙の設定として水玉模様を描きました。途中で柄を描いている人がいないことに気づき不安になりましたが、チャンス!と思って自分のやりたいことを貫きました。
デッサンも平面構成も、周りを見ることで、落ち着いて自分の作品に向き合って描ききることができました。

 

新宮 航
東京・都立八潮高校 2015年卒

多摩美術大学 グラフィックデザイン学科合格

●学んだこと
私はタチビで多くのことを学びました。それは絵だけではなく、生き方にも影響を及ぼしました。私は、今まで自分の沸点を知らずに生きてきました。何かを初めても良いところまでいくけど大事なところで冷めてしまう、そういう生き方に慣れていました。
高2の終わり頃、進学のことを考えなければいけなくなったとき、どこに行っても今までと変わらないと思って適当に考えていました。その時に偶然美大の存在を知り、面白そうだなという軽いノリで進路を決めました。そしてタチビに通い始めて最初に描いたデッサンは、見るに堪えないものでした。描いている途中ですでに、周りとのレベルの違いに戦意喪失、また今回も続かないなと思いました。しかし、講評の時間になって全員の絵が前に並び、上手い人達の絵の中にある自分の下手くそな絵を見た時何故だか鳥肌がたちました。自分の中に微かに、でも確かに熱源を感じました。「やってやるぞ」と、生まれて初めてそのとき思ったのです。
しかしながら、現役の受験は全部不合格となり、辛かったけど納得できました。適当に生きてきた私は、頑張ったと思える基準が周りより遥かに低かったんだと、そのとき気がついたからです。自分の愚かさと、周りの凄さを思い知りました。
浪人してからは、とにかくやれることはなんでもやってやろうと決意しました。初めて本気で学科の勉強もしました。絵に関しても真剣に取り組みました。そして、悔いのないように精一杯受験時代を過ごそうと思ったのです。それでも最初のうちは作品が上手くいくことはほとんど無く、何度も諦めたいと思いました。しかし、初めてのデッサンの講評の時のあの感覚が、私を何度も奮い立たせました。そして何より、私はタチビをとても気に入ってました。そのおかげで頑張ることができたのです。
タチビの良いところはその雰囲気です。周りの街並みも、校舎も、生徒や先生の雰囲気も、私にとても合っていた思います。生徒の数もちょうど良く、全員の顔や名前はもちろん、人柄やその人の絵柄もハッキリと覚えているぐらいです。タチビ生の絵には、その人の個性がハッキリと見てとれます。それは先生方が、一人一人個性を尊重して丁寧に指導してくれていたからだと思います。そんな雰囲気の授業の中で私は、他の人がどのようにして絵と向き合っているか、どんな指導を受けて、それをどのように受け止めてるか、それらを観察することで自分の絵に対する向き合い方を色々な角度から知ることができたと思います。

●緊張したけど
私は緊張しがちな人間なので、試験が続く数日間はずっと胃が痛くなるほどでした。多摩美の実技試験の1日目のデッサンは、課題文が配られてからいつも以上にアイデアが浮かばなかったので、落ち着くために30分間好きな音楽を頭の中で流してました。そして落ち着いてから、出来ることを精一杯やろうと思い、とにかく強く、そして質感を出そうと決めました。
2日目の平面構成は、デッサンであまり手ごたえなかったので、前日の夜中まで色の研究をしてました。お気に入りの色を使って良い色の組み合わせを考え抜きました。そのおかげか、平面構成は落ち着いて納得できる作品が出来たと思います。

行木 穂実
東京・都立井草高校 2015年卒

多摩美術大学 グラフィックデザイン学科合格
多摩美術大学 統合デザイン学科合格

●一年半のタチビ生活
私は、高校三年生の夏からタチビに通い始めました。始める時期が遅かったのもあり、私の実力は同じ受験生の中でも低いと自覚していたので、最初は「どこでもいいから美大に...」くらいの気持ちでした。しかし、入学してみるとデザイン・工芸科は、大学、専攻ごとのクラス分けをせず総合的に制作していたため、様々な作品の作り方や考え方が自然と身に付いて初心者の自分には良い影響がありました。いつのまにか実技がより上手くなっていました。その結果「どこでもいいから...」でなく、自分の本当に行きたい大学、学科に行こうと思うことができました。
また、タチビは、生徒と講師の距離がとても近く、個人での作品講評や進路についての悩みにしっかりと対応してくれたり、また時々何気ない話の中にも笑いもあって良い雰囲気で毎日通えたり...していました。その中で私が、講師に言われてハッとした事がありました。「自分の持っているイメージをそのまま画面にするだけでは伝わらないよ。相手が画面を見てどう伝わるか考えて。自分が相手に一番伝えたいところはどこ?それが一番伝わるように出来てる?」このアドバイスを聞いてから、私は、エスキースの時はそれをしっかりと考えるようになりました。以前よりも随分と作品が見やすくなり、伝わりやすくなっているという実感が得られました。また、「良い作品を作る人は、その分だけ良い作品を見ているよ。」と良く言われてもいました。この二つのアドバイスは覚えておいて絶対に損は無いだろう!と思ってています。
入試に役立った課題は...と考えると、日々課題をこなしている時には、こんな課題役に立たないでしょう?と思う課題もありましたが...しかし、入試が終わった今考えると、全ての課題が役立ち、より自分と向き合うための機会を与えもらっていたのだと思いました。様々な課題に真剣に向き合おうとし、向き合えたら、その分だけ考えたことや、今までに見て感じてきたことが、いっそう作品に滲み出てくるのだと思います。
タチビに通っていた一年半学んだことは、これから大学に入っても、さらにもっと先の作品作りにも役に立てられると思いました。

●入試を振り返って
入試の本番はどの科の課題も今までにやってきた手法や色使い、今まで色々と見てきたことを思い出しながらエスキースをしました。統合デザイン学科はデッサンも平面も今までにやったことのあるものを9割そのまま描きました。多摩美のグラフィックでは、今までにやったことは一度も無い平面の構図をとりましたが、色使いは日頃から良く使ったものでした。新しいことをする時でも必ず自分の今までやってきたことは反映させようと思っていました。

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