武蔵野美術大学を目指す!

自分の言いたいことを見える形にしていく

自分の思っていることを強く打ち出す練習をしていきます。武蔵美の試験は3時間という短い時間で制作しなければなりません。 物事への興味を積極的にアピールする作品にしていきます。考えていることは個々それぞれ、素朴な内容でも、突拍子のない状況でもよいのですが、 微妙な色や曖昧な表現にならないように、また言いたいことが散漫にならないようにキッチリと内容を決めて視覚的に伝わるように展開方法をアドバイスしていきます。

武蔵美直前の集中6日間で短時間対応の瞬発力を身につける

武蔵美の試験日6日前から最終的な集中特訓を行います。6日間と言っても制作時間は3時間なので、1日2~3作品が制作できます。出題~制作~講評まで忙しい時間ですが、 このスピード感で無駄なく必要なことをこなしていくことで、武蔵美の試験に対応できる発想力と表現力をまとめることができます。 またこの期間にポイントを絞って制作をすることで自分の作品の長所が見えてきて、試験日程が近い多摩美などの併願にもたいへん役立ちます。

課題紹介▶鈴とガーゼを観察して「感情」をテーマに平面構成

上の作品▶鈴を発光させ、ガーゼとの関係を作ることで感情の視覚化に成功しました。もう少しねじったり、ずらしたりしても面白かったと思います。
下の作品▶トランポリンのようにガーゼの上を跳ねる鈴が洒落ています。実際よりも鈴が重い物に見えてしまうことが少し残念ですが明るく変化する気持ちが伝わります。

課題紹介▶セロハンとアルミホイルで「生命感」をテーマに

与えられた人工物を破く、ねじるなどの加工をして、よく観察して植物に見立てています。力強い色で表現できています。

課題紹介▶SNSをテーマに平面構成

上の作品▶スマートフォンを通して人々がつながり合うという明快でわかりやすい作品です。がっちり握手をしている感じが前向きで気持ちがいいです。 やや色分けが単純なので、異なる色の手が握手していたり、一組くらいはNOのポーズがあったりなど、いろいろ展開の工夫ができたのではないかと思います。
下の作品▶電磁波が一度地球を飛び出して人工衛星にぶつかって戻ってくる壮大なイメージを表現することができました。 電磁波で包まれた地球が黒白で描かれているのはやや意味深ですが、世界中がSNSによってつながるとも受け取れます。

課題紹介▶漢字一文字のイメージを平面構成

上の作品▶点が集まって面になることに着目して作品にしています。カラフルな点が集まってモノトーンに見えてきているところがとても面白いです。 大きな点の周りにまた小さい点をフラクタルに展開しようとしたり、図と地を展開しようと試みていますが、まだ実験段階であり上手に見えていませんが、 シンプルな内容に積極的に取り組む姿勢がいいと思います。
下の作品▶少ない色数ですが線の集積がくしゃくしゃと丸めた紙のシワの集まりにも見えてきて豊かな作品です。段階を踏まないで突然、集という文字が見えてしまうのが少し残念です。

興味を持って発見したものを強く描き切ること

光と空間を美しく物を自然に描くことを大切にしながら、物に起きる様々な変化や、状況による見え方の違いなどを発見し描く練習をします。 短時間の中でわからないまま曖昧に描くことは避け、積極的に自分が発見した物を強く描き切れるようにしていきます。 様々な素材や設定を用意して課題を繰り返すことで短時間で描けるようにし、今年度から変わる視デの試験にも対応していきます。 画面から大事なことが伝わるようにアドバイスしていきます。

課題紹介▶みかんとテープを扱う手の構成デッサン

一度皮を剥きかけたみかんを再び持つ行為が少し見えにくくなりましたが、与えられたモチーフを落とさないように同時に片手で持つことで質感の違いを見せる迫力ある絵になりました。 物の面の向きが説明不足でわかりにくくなりました。

課題紹介▶静物デッサン りんごと水の入ったガラスの容器

同じ物が異なる状態にある時の物の見え方の違いを短時間に理解して手際よく描いています。 また水が入ることでモチーフに何が起こるのか、ガラスにどう映り込むかなどに関心を持って、光の方向をわかりやすく表現しています。

課題紹介▶素材を扱う手のデッサン

上の作品▶紙コップとミラーシートを持ち、どうすれば何が起こるかを理解してわかりやすく表現しています。 
下の作品▶一度シワをつけて丸めた粘土を再び指先で伸ばすという行程がわかるように丁寧に描いていきます。 本年度から視デは手のデッサンではありませんがモチーフの積極的な観察が大切です。

基本を押さえた上で各自の世界観を追求していく

台上に置かれた静物デッサンや、モチーフの平面構成などを通じて、基本的な形態や質感の表現などを理解した上で各自の世界観が追求できるように出題しています。 このコースでは形の捉え方や構図の決め方、構造や質感についてなど方法的なアドバイスも多くしていきますが決めつけることなくそれぞれの可能性に応じて展開できるように幅広く評価します。 物が描けるようになるだけでなく、物を取り巻く空間や、その設定、作品の雰囲気などをたいせつにひょうげんしていけるように丁寧に指導していきます。 また芸大や多摩美などの併願も踏まえて柔軟に対応できる作品にしていきます。

課題紹介▶「紐」をモチーフに平面構成

画面全体を靴に見立てて靴紐を通してしまう構成はとても迫力があります。色彩も強くて映えますが、平面的なのでもう少し紐の解け具合やズレに工夫があってもよかったと思います。

課題紹介▶静物デッサン 桶、ブロック、紐、LKカラー、野菜など

モチーフの数が多いですが、短時間で重さや質を感じるまで描き切っています。

課題紹介▶「箱」をモチーフに平面構成

ストライプを使うことで視覚的な効果をねらった色鮮やかな作品です。反射光に感じる黄色みが暖かいです。箱の構造が不明解な点が気になります。