特集 東京藝術大学 油絵科合格(浪人) 今井さんのタチビの1日!

 今井さん
 東京藝術大学 油絵科合格

○タチビまでの通学時間は?
 中央線一本で、30分くらいです。自宅は駅から徒歩10分のところにありました。

○好きな作家は?
 ピエール・ボナール、ヴァロットン、ポール・セリュジエ、ジョルジョ・モランディ、岡本太郎、須田国太郎、山口薫…

○好きな画材、おすすめ画材は?
 あまりこだわりはないです こだわった方が良いんだろうなとは思っています。

○生活信条好きな言葉
 生活信条はとくにありません とくに好きな言葉もないです。詩や小説など読み物は好きです。

○家賃は?
 陽当たりはよくないけど24平米で4万円です 自慢です スーモで探しました。

○仕送りはだいたいいくら?
 5万です

○休みの日にしていた事。
 電車に乗って外に出るなら、行くのは美術館とか動物園とか、あと冬は資料のための写真を撮ろうと思ってずっと町をうろついたりしてました。自宅に居るのも好きなので 掃除をしたりネット見たり本を読んだり絵を描いて遊んだりしていました


立美時代作品(左)、立美祭作品(右)


○出身地は?
 生まれたのは高知ですが故郷は長崎です

○試験当日の朝飯は?
 当時はセブン・イレブンの梅おにぎりにハマっていたので、それです。

○普段の昼飯はどうしてましたか?
 料理に関してほとんど見識がないのでお弁当とかは作らなかったです。週末に大量におにぎりを作って冷凍して、それを解凍して持って行ったり、あとスーパーのひとつ100円以下の缶詰が便利で、それもすごくたくさん食べました。秋とか、気候がちょうどよくて気持ちにも余裕があった時期は、ごはんとふりかけと、お味噌汁も持って行ってました。直前になると食べ物を作るやる気が出なくて、コンビニのものを食べました。芋けんぴが好きでした。

○バイトはしていましたか?
 6月に一瞬だけ、食べ物屋さんのバイトをはじめたのですが、初めてのバイトだったし全く両立ができなくて、早急にやめてしまいました。

○受験の時に大事におもっていたことは?
 受験前になると講評でも順位がついたり評価が大切になってきたりするけど、そもそも自分の絵に納得いかなくて常にイライラしていたのでそれどころじゃなかったです。わたしの場合どんどん変わっていくほうが良いと思ったから、先生から指摘されたことはなるべく実行するようにはしていました。あとストレスで体が固まってしまわないように息抜きはちゃんとするようにしていました。自分の描く絵がどうなったらより良くなるかだけ考えていたと思います。

○夢は何ですか?
  とくにこうなりたい!っていう夢はないです。一生かけても欲しくて、一生かけても手に入りそうにないのは自分で納得のいく絵を描くことです。絵を描くことは訳がわからなくてとても苦しいけど、面白くて飽きなくて安らかで一番好きですし、どうなってもどうにかしてでもずっと描けていれば、ひとまず大丈夫なんじゃないかなと思ってます。

○東京にきて良かった事は?
  わたしの地元は海辺の、車がないとどこにもいけない田舎だったので、東京は免許がなくてもどこへでも行けて便利です。最寄りの美術館まで車で3時間かかっていましたが、今は見たいもの全て見に行くことができます。動物園も博物館も、お金があればなんでも手に入ってすごいです。人が多く、それなりにしんどいこともたくさんありますが、そのぶんふるさとの自然が美しく思えるのもありがたいところです。個人的に、立川は郊外だしとくに南口は汚くって、人々の生活がひしひしと感じられて好きです。

○何浪で大学に入りましたか?タチビ生活に対して今思うこと。
  一年浪人して大学に入りました。タチビでの1年間でわたし自身随分変わったと思います。現役の頃は受験に苦しめられていたけれど、浪人してからは表現をすること自体に苦しめられました。苦しみで伸びるとかいうのではなくて、苦しみが深ければそのぶん喜びの質も高まるし、楽をするより楽しいなと思います。こんな風に絵を好きになれてよかったとも思っています。それと大学は人数が多くて、それだけに考え方の傾向や流行の波、普遍化の力が大きいのですが、予備校は規模がそこまで大きくないぶん社会性みたいなものが機能せずに、個人個人が独立していたように思います。みんなそれぞれ自分の考え方がしっかりとあり、それをいつでも伝え合える、表現者にとっては非常に良い環境だったと今では思います。


大学での制作