ギャラリ
11月3日「動物を描く」3h/6h制作(入会者作品) モチーフ:うさぎ
入会者作品 作者Aさん
6時間
顔面、足先もよく描写された、可愛らしい作品になりました。動物にとって生きる上で大事な器官である顔、手足の部位を描写することは、特徴をとらえる上でも大事な観察といえます。ウサギらしさの良く出たデッサンです。肉のつながりを知りながら描くことで、お腹の描写がすっきりとしてくるといいですね。
入会者作品
作者Yさん 3時間
後ろ姿の哀愁の漂うデッサンです。作者はウサギのいる状況(新聞紙、イーゼル)も描くことで絵にリアリティーが出てきました。ふわふわとした捉えどころのない毛並みとウサギの野生的な動物らしさを捉えた一作です。クロッキー的なスピード感も面白さの一つかもしれません。
作者Gさん 6時間
上から見た様子を描きました。餌のお皿も配置しました。別の質感のモチーフを配置する事で、ウサギの質感を引き立ててくれたり、そんな効果がありそうです。より質感の違いを出してみると良くなるでしょう。ウサギの特徴を良く捉えています。ここで、動きのある動物のポーズを設定するときは、前足、耳など傾けたりして左右対称を崩してみると躍動感を見せる事ができます。
作者Fさん 3時間
動いている動物を目を一点に集中させて描く事は容易な事ではありません。短時間の描写ですが、筆跡に動いている感じが伝わるデッサンです。顔の目、鼻、口や耳をしっかりとまず捉えていく事で、少しずつ動きにも目が慣れていきます。
作者Dさん 3時間制作
ウサギのうずくまるときの足の関節の形は一見するとバラバラに見えてきたり、どこが足であるのか分からない形をしています。そのような部位を丁寧に観察し筋肉や骨格のつながりをも感じさせる描写になりました。やや小振りな印象の構図ですがしっかり描かれているので存在感があります。皿の配置を工夫することで、床にも更に広がりが出るかもしれません。
作者Eさん 6時間制作
後ろと前をそれぞれ配置しました。動いているものをデッサンする場合、必ずしも1つを描かなければいけない訳ではありません。今見えているものが、別の角度からどう見えているかを知る事で、どんどん手が進むこともあります。後ろ姿も雰囲気のある素描です。顔面の細部の面白い形を発見していきましょう。
作者Nさん 6時間制作
ハーフトンの色合いのきれいなデッサンです。クロッキーを念入りに行いました。ふわふわとした毛にも形がありますので、形体を描くように鉛筆を動かしてみると良いかもしれません。土台の形がしっかりすることで、目鼻耳の形も明快になってきます。
作者Bさん 3時間制作
クロッキーを随所に取り入れたデッサンです。色や、質感以上にウサギの筋肉や形を感じられるところに好感が持てます。地面を大切にしているところも良いでしょう。
作者Cさん 3時間制作
モデルに良く似た表情を捉えたデッサンです。顔の観察が良いです。短時間でも、様々な鉛筆を用いてたくさん炭を載せていきましょう。練り消しで摺った表現も形体描写に使えます。