☆講師アドバイス☆
モチーフの醸し出す雰囲気をそっくりそのまま作品に映し出すのが得意なGさんは、今回も、布の軽やかさや、紫陽花のみずみずしさ、葉っぱの若々しさがそのまま描けています。もともと魅力のある作風に加えてさらに根気づよくデッサン力を追求した結果、モチーフから奥に続く空間も感じ取れるようになり、モチーフそのものの存在感も強くなりました。デッサンの基本的なことはだいぶ押さえられるようになったので、ここからさらに自分で満足できる作品に仕上げるためには、6時間をもっと計画的に使うことです。「上手くなりたい」とは「作品を絶対に完成させる」という気持ちとイコールで結びついていると思うので、時計を常に気にしながら、この時間までここを描いて◯分でここを仕上げるなどと細かくスケジュールを組むのもひとつの手です。時間を計画的に使う充足感もまた、絵を描く楽しさに繋がると思います。 |