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6月22日「ひまわりと長靴」3h/6h制作

モチーフ:ひまわり。長靴、シャベル、赤たまねぎ

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夏らしい雰囲気のモチーフを2つ用意し、選択制としました。

ひまわりは3つの鉢植えを組み合わせ、沢山ある葉っぱをよく観察し規則的にわかりやすく描けるか、ひまわりの中心部分と花びらを精密にメインらしく描けるか。などがポイントとなりそうです。

農作業を思わせる長靴とシャベルと野菜の組み合わせです。複数の赤たまねぎの違いを描き分けることで、台の描写や奥行きを表現することができます。長靴とシャベルはツヤっとした素材なので、ハイライトやコントラストを効かせて描けるといいですね。

 

 


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作者Sさん

3時間制作

デッサン

☆講師アドバイス☆


短い制作時間の中で、画面の端やひとつひとつのモチーフすべてに様々な色がのっていて、一枚の絵として魅力的な作品に仕上がっています。モチーフと台との接点の影、長靴のヒールの影など、しっかり色がついているところと、背景や台など淡く塗るところのバランスも絶妙かつ、色合いもとっても素敵です。ピンクと水色の淡色に、茶色と赤の濃い色が入り、それがとても自然で、作者の素直にモチーフと向き合う様が見てとれます。今後、絵を描く機会をどんどん増やし枚数を重ねていけば、さらなる魅力が生まれてくるのではと思いました。

 

体験者さん

3時間制作

デッサン

☆講師アドバイス☆

ひまわり一輪を描いた、爽やかで夏らしい作品が出来上がりました。背景には、水彩絵の具特有のにじみの技法を使い、対照的にひまわりは細かいタッチを用いて、表現技法の多様さに作品の深みを感じます。ここからさらに、葉っぱの描き方と同じくひまわりの花びらも、見る者をあっといわせるくらいのこだわりを持って描いてあげたら、ものすごく見応えのある絵になるでしょう。迷いがない思い切りの良さに高いセンスを感じるので、水彩のにじみの技法を研究してみたり、自分だけの技法を編み出してみたり、少し試行錯誤をするだけで、良い絵が描ける伸びしろを感じます。

体験者さん

3時間制作

デッサン ☆講師アドバイス☆

独学で絵を描いているとのことで、この作品から察するに、かなり熱心な姿勢が伺えます。まず3時間という短い時間で、ややこしい葉っぱの描写もご自分の中で昇華し、メインのひまわりもメインらしく、絵の隅々までキワの処理を完璧に描き、かなりの完成度です。色の違いで前後関係を説明していてそれが見やすさにつながっていますが、単純に色の違いだけでは視覚的に見えてしまうので、今よりさらに生のモチーフを観察し、葉っぱの中でも、手前の葉、奥の葉、光があたる葉、影の葉でどう見え方が違うか、素直に感じとったことを、鉛筆でどう違いを表現できるか、積極的に色々試してみるのもいいでしょう。