ACHIEVEMENT 合格実績

過去の合格実績

2015 2016 2017 2018
東京藝術
大学
11 3 7 1
武蔵野美術
大学
67 111 97 72
多摩美術
大学
90 89 77 70
東京造形
大学
28 40 40 28
女子美術
大学
10 17 27 14
その他の美大・
国公立芸大
21 20 9 5
合格総数 227 280 257 190

合格者の声

鶴田千尋さん

東京都立南多摩中等教育学校

  • 東京藝術大学 日本画科現役合格

親身な指導

高1の9月からタチビの日本画の夜間部に週3で通い始め、高2になってから週6で本格的に学びました。
進む科は決めていたので、基礎科には行かず、すぐに日本画科に入りました。日本画の先生方は何もわからない私に鉛筆の使い方から丁寧に教えてくださいました。上手な浪人生の方の作品を見たり、講評を聴いたりと、早くから受験科の臨場感を味わうことができたのは自分の中で良いことだったと思います。
高2、特に高3になってからは、試験がもうすぐであるという焦りに加え、目標を見失ったり、思うように成長できなかったり、苦しい日々が続きました。それでも一枚一枚精一杯取り組み、完全燃焼するということはいつも意識しました。高校と予備校との両立は大変でしたが、予備校で行うことには妥協しないようにしていました。
一次試験の課題はポリ袋に入ったアリアスでした。初めての試験で、芸大の空気や、いつもと違う紙質、苦手な2列目の位置という状況に緊張してしまい、納得のいく出来にはなりませんでしたが、見たままに素直に描こうと最後まで努力しました。
二次試験は、ドライの紅花、ダンボール箱、たくさんの野菜、ステンレス筒、白布の着彩課題でした。得意なモチーフがなく、またしても緊張して焦ってしまい、何にしてもうまくいかず終始泣きながら描いているような状況でしたが、先生の言葉を思い出し、どんなにだめな作品になっても最後まであきらめずに描こうと努力しました。結局、実力不足を痛感した試験になってしまいましたが、受験生活において自分ができる限りのことは全てやったという気持ちはありました。
私にとって受験生活はとても辛いものでしたが、一番大事なことは「自分を信じる」ことだと思います。もちろん参考作品を見たり、上手な人から学ぶことは大切ですが、自分がどう感じたか、に勝るものはないと思います。正解はないので、自分を強く持ち、自分を信じてあげることが必要だと感じます。
また、予備校で過ごしているとどうしても受験絵画のことしか考えられなくなってしまいますが、休みの日に美術館に行ったり、好きな場所に遊びに行って素敵なものを見たりすることは心に良い刺激をくれました。大学に入ったらどんな作品が描きたいかと想い巡らすことも気分転換になりました。
タチビの日本画の先生方は本当に親身に指導して下さり、いつも優しく接してくださいました。タチビはあたたかい場所だと強く感じました。受験生活をタチビで過ごすことが出来て本当に良かったです。
支えてくださった先生方、優しい先輩方、一緒に頑張った友人達、常に心の支えである両親、本当にありがとうございました。試験日の悔しい気持ちを晴らせるよう、これから精進したいと思います。