2024年度タチビ祭のレポート_油絵科
一年間の歩み 油絵科立川美術学院油絵科です。
9月22日、23日(日・祝)に2024年度タチビ祭を開催いたしました。生徒のご家族の方々などをお招きし、日本画科と共同で各科アトリエを会場に展覧会を行いました。
タチビ祭 油絵科展示風景
油絵科は普段の課題とは異なるアプローチで自由度の高い表現を求め、大作を制作する者や、変形サイズでの油絵とインスタレーション、ドローイングと合わせた展開など、様々でした。
二学期が始まってすぐの9月初頭から、短い制作期間でしたが、どの生徒もじっくり自分の作品と向き合い、迷いながらであっても表現とは何かを問う試みとして有意義にアトリエで過ごしていたように見受けられました。
また、今年は1学期からタチビ祭に向けた話し合い・ラウンドテーブルを数回に渡り行いました。作品は作って終わりなのではなく、空間に配置しその上での見え方や作品を介した鑑賞者とのコミュニケーションもとても大切です。その心構えのひとつとして、作品を展示する意義を彼らなりに意識しながら過ごしました。
タチビ祭 制作風景
期間中、来場者の方々へは作品への投票をお願いしており、最優秀賞を油絵科の昼間部生が受賞しました。当該学生は、特に見え方を気にして展示方法にもこだわりを持って最良な状態を見出せたのではと感じます。
授賞式の様子
これから入試のシーズンにはなりますが、今を大事に思い切り表現した経験が必ず活かされることでしょう。タチビ祭のように、自分をよく見つめ、表現とは何か、それぞれがそれぞれの価値観で問い続けることがきっと大切なのだと思います。学生の皆さんお疲れ様でした。
※油絵科・日本画科合わせて最も投票数の多かった最優秀賞と、その次に油絵科内で票数の多かった優秀賞の作品をご紹介します。
最優秀賞・岡部
優秀賞・堀内
最後に、お忙しい中ご来場くださいましたご家族の皆様、ご友人の皆様、久しぶりにタチビに訪れた卒業生のみんな、どうもありがとうございました。
油絵科講師 田中