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基礎科 コースのご紹介

基礎科 美術系受験

基礎科Q&A

基礎科に入った段階で、志望校志望学科が決まっていない生徒さんにとってファイン、デザインが混在する美大受験はよくわからない事ばかり。基礎科講師が質問にお答えします。

志望学部が決まらないのですが…
多くの作品に触れましょう。
インプットが少ないと自分の価値観が揺れる契機(志望学部を決めるほどの衝撃)には出会えません。
都内の展示に足を運んでみたり、大学のオープンキャンパス、芸祭に行って見たりして興味のある分野の作品をよく観察しましょう。
なぜこの作品に惹かれるのか、なぜ感動するのか受験が始まる前によく考え、慎重に受験学科選びをしましょう。
首都圏の展示にはなかなか行けないという方はインターネットを駆使し情報をかき集める癖をつけておくといいでしょう。Pinterestなどのサービスがおすすめです。

受験までに戦えるデッサンカは身につく?
基礎科からきちんと通えば可能です。
ただし、スポーツと同じで日常的に習慣的に継続した訓練をしなければデッサンカの向上は見込めません。また、デッサンはオ能ではなく踏んだ場数によって左右される部分が多いです。部活動、生徒会などの活動で忙しい時期ではあると思いますが、極力早いタイミングでデッサンに打ち込めるようにしておくと良いです。基礎科から高濃度の課題を重ね現役合格を目指しましょう。

基礎科ってどんなことをするの?
基礎科では基礎的なデッサン着彩課題に取リ組みます。
美大受験を志すにあたって最も基礎的な部分を取り組んでいきます。

いろいろな志望学部の仲間と同じ課題に取り組み、ともに講評会を受けることができます。
本科に入るとこういった経験は減るので貴重な時間と経験になることでしょう。
また事情がある場合、授業の振替(BYコースを除く。)、個別にスケジュールを合わせた課題を組むことも可能です。お気軽にご相談ください。

美大受験に学科は必要?
現役合格を目指すなら必須です!!
例年、学科の点数が一歩及ばず辛酸を祇めるというケースが…、いわゆる「学科落ち」です。

学科のイメージが薄い大学受験ですが、蓋を開けてみると配点のうち学科がかなりの割合を占めています。基礎科生である時期が学科勉強に本気で打ち込める最後のチャンスです。受験が近くなると実技の心配でいっぱいになってしまいます。実技で本領が発揮できなかったときも助け舟になってくれます。
タチビでは学科講習も行っていますので是非受講してライバルとの差をつけてくださいね。

受験科体験ゼミ

基礎科では一年に1~2回ほど、デザイン科・油絵科・日本画科・彫刻科の体験ゼミを行っています。各科の先生方から指導してもらい、 それぞれの科の雰囲気を体験。
どの科を受験したら良いかを考える良い機会です。興味のある科の授業を体験して進路を決めましょう。

〈課題〉 平面構成 83サイズ
「AQUA」の文字を配して、水族館のポスターを描きなさい。

デザイン科体験ゼミ 基礎科→デザイン科夜間部 水谷 花詠さん

初めての色彩構成は、どのような構図、配色にしようが悩みながらもわくわくとした気持ちで制作を進めた記憶があります。最終日の講評では、先輩方の個性豊かな作品を前にひたすら憧れを感じました。そしてこの体験ゼミとその後の面談を経て、私はデザイン科に進む事を決心しました。現在在籍しているデザイン科では、フレンドリーな先生方と友達、明るい雰囲気の中で毎日制作をしています。

〈課題〉静物油彩 F15サイズ

油絵科体験ゼミ 基礎科→油絵科夜間部 西澤 創さん

体験初日、先生に「好きにやっちゃっていいよ。」と言われた。最初に油多めに塗ると薄く溶いた絵具が思わぬ綺麗な表情を出して楽しくなった。2日目は初めてナイフを使用し、その魅力に虞となった。ナイフで豪快に乗せた絵具の質感が好きで、ずっとその作業をしていた。だが、全体的に進められず途中の場所がいくつか残ってしまった。しかし、最後には今まであった油絵の漠然とした苦手意識も払拭されていた。

〈課題〉 模刻 自刻像

彫刻科体験ゼミ 基礎科→彫刻科夜間部 小川 航平さん

僕はこの自刻像の制作を適じて人の顔の筋肉の付き方や骨の措置などが皮膚を通してどのような見え方になるのかを知リ確かめる事が出来たので良い経験になった。
また、自分自身の内面を若干感じる事ができ、今の自分の思う美術の本質に少しではあるけれど近づく事が出来た気がしたので嬉しかった。
これらを踏まえて今後も制作に励んでいきたい。

日本画科体験ゼミ 基礎科→日本画科夜間部 元橋 夏穂さん

以前から水彩画がすぎで、自己流でよく絵を描いていました。なので割と自信がありましたが、いざ体験ゼミで書いてみると、今まで描いてきた方法と全く違ったので戸惑いました。ですが、描いていくうちに、だんだん上手に描けるようになってきました。完成した作品は思っていた通りの作品になリませんでしたが、先輩の作品を見てあれぐらい上手になりたいと思いました。本番ではもっと多くのモチーフを描くことになるのでもっと練習していきます。

各科の実技体験をすると自分の目標がはっきり見えてきます。制作してみて気付く魅力もたくさんあります。大学について、将来について、疑問に思うこと、知りたいことなど、どんどん各科の先生にきいちゃいましょう!

美術系国公立大学受験コース合格者メッセージ

山本涼介さん
国公立大学合格

高校2年から立美の基礎科の日曜クラスに通い始めました。その時から学芸大に行くことを決めていました。

学芸大はデッサンだけではなく、学力もかなり求められるためその両立はとても大変でした。特に私は画力において自信も才能も全くありませんでした。周りの立美生はみんなとてもレベルが高く、正直諦めかけてしまったことも何度かあリました。しかし立美の先生方の丁寧な指導で着実に力がついていきました。そのため、本番のデッサンでは自分の力を最大限に発揮し合格をつかみとることが出来ました。受験を通して勉強もデッサンも諦めずに継続して力を磨いていけば形になるということがわかりました。それもなかなか画力が伸びずに苦戦していた私を励ましてくれたリ、応援してくれたリして支えてくれた立美の先生方のおかげだと思っています。進学後も自分のスキルを磨き続けていきたいと思います。本当にあリがとうございました。